川口家のしごと

引き継がれる文字

local tradition

大漁旗に染め抜かれる、堂々とした文字。

節句のぼりに書かれる、子どもたちの名前。川口家の文字は、代々大切に受け注がれてきた特別なものです。

「パソコンでもキレイな文字は出せるけれど、   
強く映えるのは、少し太めのじいちゃんの手書き文字。
川口家らしさを出せるのもこの文字たちのおかげ」

4代目 直一郎

作業場の壁一面に設けられた棚には、年季の入った文字見本がぎっしりと収納されています。これらのほとんどは、2代目の川口富三郎、3代目の川口恭一が、次の代に残すために、コツコツ書き溜めてきたもの。

川口家の仕事に欠かせない、大切な宝物です。